こちらのエントリにもある通り、この前アドマンの誘いでCA(残念ながらキャビンアテンダントじゃない)のバイラルチームリーダーと呑んだとき、「広告ウーマン★」さんのブログっていいこと言うよね、って話が出た。
で、早速アドマンがこちらで引用。広告ウーマン★さんの「クチコミランキングの弊害」について、「クチコミ至上主義、クチコミ最強論とファッド(Fad)。」というエントリを上げています。
※ちなみに、ファッドというのは、いわゆる「流行」を表す言葉で、その流行の長さ順に、トレンド⇒ブーム⇒ファッドと言います。だから、トレンドっていう言葉は、比較的その事柄が長く続いている場合に使います。それぞれの使い分け(感覚)は業界によってまちまちですが、広告やマーケティング業界の場合、ファッド:1日~3ヶ月、ブーム:3ヶ月~半年、トレンド:半年~1年くらいって感じかなぁ(あくまでイケダの個人的感覚)。イケダが大好きだった小島よしおも、期間的には「ブーム」であり「トレンド」ではありませんでしたね・・・(まぁ当然ですが)。さて、エドはるみはどうなるか。
さておき、クチコミ論。
二人のエントリを読んでいると、クチコミマーケティングも、良い意味で成熟してきたんだなぁと感じます。ここ2年くらい、クチコミマーケティングのトレンド(←ここは一応トレンドの方かな)に乗って、本当に多くのサービスが世に出ました。
今までにない概念や、それをサポートするサービスなので、使う方も提供する方も手探りだったこともあり、「やらせ」や「炎上」という極端な事象も起こってしまった。最近はどこの会社も勉強したので、炎上事件が頻発する流れは収束しましたが、今度は炎上ほど目立たないが故に実は罪が深い「クチコミマーケティング的サービス」のが横行してきている気がする。
耳タコのAISASで考えてみると、現在、世にあるほとんどのクチコミサービスは、AISASの最後のS(Share:共有)を力ずくで作り(カキコミ支援型サービス)、次に真ん中のS(Search:検索)のレスポンスをSEO/SEMやら行動ターゲティングやらで上げて、「ほら、CGMでこんなに盛り上がってますよ!クチコミいっちょあがり!」的なものが多すぎると思う。
これじゃー、早晩、生活者がクチコミに不信感を持ち、それにつられて企業が不信感を持ち(効果がなくなるから)、結果「クチコミマーケティングってダメだったね」という流れになるでしょう。そんな流れは何としてでも止めたい。
アドマンのエントリに、「クチコミサイト=Buzzのプラットフォーム」的な表現があったけど、本質で言うと、クチコミサイトは文字通り「クチコミ情報(主に体験価値←評判情報ではなく)の共有プラットフォーム」であり、Buzzの温床でない。
クチコミマーケティングの健全な発展のためには、まずこのクチコミ、バズ、バイラルなどの言葉の定義とか、役割とか、範囲とかを明確にするところからなのかもしれない。
昔のエントリでも書いたけど、商品やサービスの評判を形成するネタがバズ、そのネタを拡げる仕組みがバイラル、その評判によって買って、使った自身の体験価値を書き込む場所がクチコミサイトやブログという流れがまずあって、それぞれのフェーズごとにクチコミマーケティングサービスが存在しているということ。
やっかいなのが、クチコミサイトやブログ圏に影響を与える(だけ)のサービスが、「バズをつくります!」とか「バイラルします!」とか言ってクライアントに売っちゃうところ(と、一部クライアントが買っちゃうところ)。別にそのサービスが悪いんじゃなく、「売り方(表現)」が違うことが問題なんです。だって、そのサービスはそもそもそこを解決できるソリューションじゃないんだから。それじゃ後々問題になるか、ならなくても頭の良いクライアントなら、「んー・・・?」ってなりますよ、そりゃ。
自戒の念を込めてですが、クチコミマーケティングを語り、売る人間たちは、クライアントに対して「何ができて、何ができないか」を正確に説明する義務があると思う。
そして、生意気ですが、クライアントの広告宣伝部やインタラプロモーションを司る方々も、もっと積極的に勉強をするべきだと思う。この領域ってわけじゃなく、特にここ数年(これからもずっと)この業界の流れはすさまじく早いわけだから、受動的だったり、保守的だったりしちゃうのは基本ナシだと思います。あと、「この商品はちょっとイマイチで、しかも予算が300万しかないんだけど、何とかクチコミで売りたいんだよね」というブリーフィングも、普通に考えれば「あり得ない」こととかに一秒でも早く気づくべきだと思います(クチコミマーケティングは現代版の魔法でも打ち出の小槌でもないんですから)。
売る側も、買う側も、しっかりと本質を見定める知識と眼力をつけること。
世間ではクチコミ論議が盛んになりつつありますが、まずはそこからなんじゃないでしょうか。


























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